2013年02月20日

うつ体験記 その9

4、心の病の人への言葉かけ配慮事項

×「期待してます」 → ○「やりたいことを色々経験してごらん」
     ↓                                 
  (健康な人には、嬉しい言葉となりますが、病気なのに周りの期待に答えようとするから、より辛くなるのだと思いま   す。 私は「~のに」という条件付きな行動を止めました。)

×「強くなれ!」 → ○「いい加減(良い加減)に生きよう!」       
    ↓
  (より自分を責めて逆効果。努力しても強くなれない。 強い人は「柔軟な心」(すすきや稲穂のように)で育ってい   るので、勝手に強くなっているのだと思われる。また周りの人もそれを見て強いと錯覚し、それが好循環して、より   強くなっている気がする。)
*同じ事がで「ステキ」、逆の意味で「弱い」「だらしない」等にも当てはまる。

×「背筋のばせ!」 → ○何も言わずに慈悲心でそっと肩を触って伸ばしてあげる
     ↓
 (それが効果的だと分かっていても、その気力もないのである。同じく、「上を向いて歩こう!」も逆効果、うつ病の時   は、普通に下を向いて歩こう!)

×「急げ」 → ○「充分時間を取れ」                      
   ↓
(急げ=あせろ!と思いこみ、逆効果。 私はある方から「のんびり力があるね。」と言われたことがあります。のんびり も肯定されるんですね。自信つきますね。   何か自然に行動したくなりますね♪)

 ×「頑張れ」叉は「頑張るな」 → ○「今できることのみ、やれ」         
    ↓
 (本人が一番、頑張りたいのである)

 ×「自信持て」 → ○本人の長所に感動する 
     ↓
(おそらく、普通の人は患者の長所が見えないのでしょう? しかしそれはあくまで固定観念で見ているからで
 あって、普通の人の方が逆にそこに気付けばよいのです。)
 *本人は自信は自分の外にあると思っている場合が多い。自信とは内から沸き上がるものですよね。)

×「人を喜ばせろ」 → ○「人に迷惑をかけない範囲で自分を喜ばせろ」
    ↓
(気を使うから苦しいのだ。緊張すると周りの緊張して逆効果になるパターンが多いようだ。
  自分が心から喜べたとき、他人も喜ぶ。)
    
×「人に尽くしなさい」 → ○「自分が今できることをやれ!」
    ↓
 (人に尽くしすぎた結果こうなったのだと思われる。 今の本人の器以上に人に尽くすと、見返りを心の中で期待してし  まって「~のに」になってしまい、逆効果。 その場合、現実ではほとんど、見返りはないようだ。)

×「何故?」 → ○そっと自然体で微笑む 
   ↓
 (本人も理由が分からない場合が多い。*後遺症のため?  分かっている場合でも、本人にとって話が聴ける相手でな  いと逆効果になることを、本人が一番分かっていると考えられる。)

次号に続く。



Posted by ふさお at 09:07│Comments(0)
 
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