2013年02月23日

うつ体験記 その10

 前回からの続き

×自分や大変苦労している人の話をして励ます  →  ○本人の意見を全面的に受け容れ、自分や苦労した人の話を参考と                          して話す。
     ↓
(ここにも健常者にありがちな、無意識の比較級が入り込んでいる気がする。精神の障害者にとって比較級が一番辛い。)

×「こもるな」 → こもっているのではないと思う。
    ↓
(高熱の時、こもっているとは言わないでしょう。)

× 無理矢理登校させる → ○今、本人にできることを話し合う。
   ↓
(例、保健室登校から始めることが効果的なように聞きます。私は以前教員だったので分かりますが、昔と比べて今の学校 現場はかなり駆け引きの場になっているように見受けられます。内向的で生真面目な子はかなり生きづらいと思います)

×「自己防衛するな」 → ○「周りの状況を見きわめ、場合により防衛せよ」
  ↓
(本人の意識では、防衛せず人を信じて信じて裏切られて続けているように思える。 しかし、周りは自己防衛しているよ うに見えると今の私もそう思う。)

×「ぜいたく病だ」 → 私は経済的にも追いつめられているので言えるのだが、心の病の方が辛いことが分かった。 心             身が健康なら経済面では日本では何とかなる。

×「マイナス思考するな」 →   ○ 「 人と自分を比較するな そのままの自分を大切しよう! 」
  ↓
(この状態の時、プラス思考は無理。 逆にマイナス思考を大いに受け入れよう!ただし、このマイナスの状態の時、何か プラスなことはないか。一緒に考えよう!)

×「あなたが変われば周りも変わる」 → 私の経験上、大人が変われば子どもは変わるが、子どもが変わっても大人は変   わらない。( 関係は変わる。)    

×「私が直してあげる」 → 他者はあくまで傾聴と助言しかできません。 私は新興宗教で奇跡を起こす場面も見たこと   があります。しかし、実は信仰という手段で自分で自分を直しているのです。幸せのスイッチは本人   しか持っていないのです。
 
×心配する → 逆効果になっている場合が多いみたいです。仮にその場合だとすると「支援者の心自体が心配状態になっ  ている」と思われます。(病人が大人をおんぶしているような状態) 大人が幸せなら、子は、なんと楽なことか!

×「この子はこんな子で」 → 無意識に枠にはめている可能性があります。他者がそういった見方をすると、
    ↓            人は本当にそう生かざるを得なくなるのです。
( 本人のイメージと違う行動をすると、本人のキャラに合わないと見なされ、他者は理解困難になり、交流してもらえな  くなるのです。)

×「身のまわりの整理整頓から」 → 本人の気力が出てきてから言いましょう♪
    ↓
( 楽になり、エネルギーを蓄えることが先決! )
                                以上次号に続く。



Posted by ふさお at 13:53│Comments(0)
 
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